第10回 地学研究発表会プログラム
日時:2002年9月8日(日)14時00分〜
会場:琵琶湖博物館 実習室2
【講演 1】(2時~3時30分)
沢田順弘さん(島根大学総合理工学部地球資源環境学教室・教授)
「恐竜時代の琵琶湖周辺」
ジュラ紀から白亜紀にかけて,現在の日本列島はユ-ラシア大陸の東縁にありました.ジュラ紀には,現在の美濃-丹波帯を構成する付加体が形成されました.白亜紀には地下で多量の花崗岩マグマが形成され,地表では激しい火山活動が起こりました.この講演では,琵琶湖周辺地域のジュラ紀-白亜紀の地史についてお話しします.
【講演 2】(3時45分~5時15分)
竹村恵二さん(京都大学大学院理学研究科附属地球熱学研究施設・教授)
「琵琶湖環境変動論ー総括とその課題」
約400万年の歴史をもつ湖ー琵琶湖.この琵琶湖周辺にある活断層・活構造の変形様式や活動履歴から,琵琶湖がもつ変動様式を解析します.また,湖周辺や湖底の堆積物に記録された環境変動を総括し,今後の研究課題を提示します.
(閉会後,懇親会を行う予定です)